天気と原付
原付を乗る者として決して避けられない日が年中にあります。
何より天候に左右されるのが原付です。
私も原付乗りです、 これから原付に乗り始める方の参考になればと、 とりあえず例題(実話)を置いておきます。
晴れ編。
晴れることはいい事です。
青空が広がり穏やかな風。 これほど原付で走り出したくなる日はありません。
ついついスピード超過になりやすいですね・・・(苦笑
この場合は気をつけていれば特に問題もありません。
服装は雨晴れ関係なく長袖長ズボンです。
二輪はいつ転ぶか分かりませんので、 最低限の服装で走ったほうがいいです。
雨編。
原付乗りの大敵。
小雨で短距離程度なら雨具を着なくても我慢できますが、 本降りよりも危険なのが、 この小雨だと思います。
小雨を甘く見ると大怪我の元、 理由としては「焦り」です。
「あ〜 降ってきた!」とアクセルを吹かした場合、 小雨といえど路面が濡れます。
マンホールや鉄板の上で曲がった場合、 リアタイヤがズルっと横滑りを起こします。
速度が出ていなければ、 片足を付いたり、 自力で体制を立て直すことが出来ますが、 速度が出すぎていると耐えられるかどうか。
勢いを付いている車体から地面に片足を着けてみてください、 着けられないと思います。 痛いですよね?
これが横滑りで、 約50キロで勢いついている状態で咄嗟に片足を着けた場合、 持ちこたえる事はほぼ不可能。
横滑りの状態に寄りますが、 ”ズルっ”となら焦る程度、 ズザっとなら転倒です。
私でも持ちこたえる事は出来ません。 諦めましょう。
全体的に油断が原因です、 私も良くありますよ、 今の所ズルっと程度です、 これ焦りますね一瞬。
次に恐いのが本降り。
一番は視界が酷く悪いです。
半キャップなら目を細くしての運転でしょう、 フルフェイスならシールドが見づらいです。
良く歩行者を見落としたり、 左側から向かってくる自転車には要注意です。 傘差しているアホもいます。 (自転車は左通行、 右側通行反対)
例えば、 雨が降ってて、 気付いたら前に傘差し自転車が向かってきて、 後方の安全確認せず咄嗟に避けた場合、 追い越し途中の車両と接触・・・ってな事にならないように気お付けたいものです
最大の危険は自動車です。
ええ、 相手は安全確認をしているつもりでも、 見えていないって事があります。
相手だって条件は同じですからね、 例えば
夜の道路で雨が降っていて、 こちらが通常走行している時、 車が左の小道から出てきて速度を落したので、 こちらが通り過ぎるのを待っていると思うはずです。
そのまま通過しようとした時、 急に車はアクセルを踏み右折を始めたのです。 こちらは急ブレーキを掛け(勿論タイヤがロック、 横滑り)相手はそのまま知らん顔で通り過ぎる。
たいだい軽に多いです、 マフラー五月蝿い黒いタイプに。
もし急ブレーキを掛けなかったら、 車の後ろ部分に追突してたでしょう、 そんくらいギリギリの所で曲がって来たんです。
相手は怪我しないと思います、 こちらは運よければ無傷、 運悪ければ骨折、 過剰に速度を出してれば重傷。
現に間に合ったので速度としては30以下ぐらいでしょうね・・・。
これはこちらが気をつけてれば、 ほぼ防げる事例です。
風編
原付乗って常に姿勢に気を配る時ですね。
風が強い日って言うのは、 我々原付ライダーにとってはうっとおしい物です。
まず台風をイメージしてみましょう。
台風って物凄い風の勢力ですよね、 さあその時原付に乗ったらどうなるか・・・
歩くのもやっとな状態で、 原付乗ったらどうなるのか。
言わずとも分かりますね、 でも言いたいです。
”バランス保てません”
”速度出ません”
”ゴミが目に入ります”
”酷く疲れます”
お得な四点セット。
他におまけが付いてきそうですけど。
台風でなくとも冬の季節だと同じような風が置きます。
例えば、 さあ出かけましょう。
しかし風が強いです・・・歩くの嫌です、 車持ってません、 タクシー乗る余裕ありません、 バスもう行きました次一時間後です、 でも出かけたいです。
目を横に向けると原付あります、 ええ乗るしかありません。
エンジン稼動、 出発。
風強いです、 40ぐらいしか出ません。
交差点にて、 横風強くバランスを保てない、 気を緩めたりしたら倒れそうです。
こんな所でしょうね、 今の所は大きな怪我はありません。 でも億劫になりますよね。。。
風編、 台風版。
例えば、 私はバイトに向かうべく原付に乗りました。
凄い風です、 そして豪雨。
でも海沿いを通らなければつかないのです・・・その時道路が水浸し、 いえ海水の水かさが増して大変な事になってます。
仕方ないので歩道・・・に乗り上げ、 手で押して安全な場所で走り出します。
つきました、 バイトがお休みです・・・
仕方なく帰る事になりました、 ええ同じ道路を通過して。
私は目を疑いました、 さっきよりも水かさが増しているではありませんか。
けど私は怯みません、 中央線付近を通って何とかマフラーよりも上を行かないように気を配ります。
ええこの時点でもう後戻りできません、 後ろに車があり、 歩道側は海沿いなので水かさが凄いです。
意を決して進むと、 急に水かさが増しました。
つまり、 一部だけ低いのです。
案の定、 「海水に突っ込む」状態になったわけです、 スクーターの方は押してました、 エンジン止まったのでしょう。
私はエンジンが止まらないように突き進みます。
長靴の中は海水が大量に入り込みいい気分ではありません。
そんな事がありました。
エンジンに関しては特に異常はないですが、 ちょっとばかし・・・ははは、 マフラーやられましてね、 困ったものです。
修理するとだいたい1万五千円ぐらい・・・工賃込みで、 今のお財布には痛すぎる。
雪編
まさに原付ライダーにとって最大の難所であり大敵そのものです。
寒いですよね、 車がある方ならば車でいくと思いますが、 原付しかもっていない又は、 車持ってるけどガソリン代をケチってる方は要注意です。
12月一杯の昼間はそれほど危険ではありませんが、 終わり頃の深夜は要注意です。
前の日に雨やら雪やら降ったら覚悟を決めなければいけないですね。
とりあえずスノータイヤは必要不可欠です。
ちなみに私は前輪ノーマル、 後輪スタットレスな組み合わせです。
前輪もスノータイヤだと雪道の曲がりがちょっと危ないので、 と言うか滑りやすい。
経済的にも良いですし、 そもそも前輪ブレーキなんぞ掛けませんからね冬は。
日が変わる頃の夜中は危険です。
車でも危険です。
前の日に雨が降ったのです、 量は少ないですが。
私は原付を動かし用事を済ましに夜中に出かけたのです。
気温は氷点下、 ちょっと路面が凍ってたのです。
スピードなんて恐くて出せません、 けどメーター見たら30キロだったのです、 交差点で止まろうとしたとき、
今出しているスピードでは明らかに「速い」のです。
しかも路面は凍ってますからね・・・・ちょっとだけ焦ってしまいブレーキを軽く踏んだのですが、 ロ ッ ク しました。
そのまま止まらず交差点に突っ込んでしまいました。
ええ・・・車が通ってなくて本当に良かったです。
通ってたら事故ってたでしょう。
これは二度起こしましたけど。
その時はギリギリ止まれてよかったです、 止まれなかったら悲惨な目にあってたでしょうね。
私だって嫌ですよトラックと激突するなんて・・・
以前・・・一昨年だったか、 バイトに遅れる〜 との事で原付の速度を”50キロ”で暴走していた私。
今思うと命知らずにも程があるでしょう。
直進道路なので特に転ぶって事はなかったのですが、 あくまで直進だけです。
その直進では路面は凍結していなく、 まあ大丈夫だろうと言うよりも路面は凍っていないと思い込んでいた結果が痛い。
50キロでカーブに差し掛かったとき、 もう体勢を立て直すことも叶わず勢い良く転倒。
その時は運良くステップ台が地面と摩擦を起こして、 私は原付のハンドルを握ったままだったんですね・・・
で、 ハンドルが手を離れて縁石と接触・・・な自爆です。
それに路面が凍結してたので擦れたとか怪我はないです。
路面が乾いていたら服破けてたかな。
そんなわけで、 原付乗る方気お付けてくださいね。
特に冬は要注意。
そうそう、 季節問わず長袖長ズボンは基本です。
長袖は薄いのでもいいので夏は着たほうがいいです、 乾燥防止にも役立つのでお勧め。
転んだときの衝撃軽減もありますからね〜。