ubuntu導入での失敗等々


 ubuntuを知ったのは本屋で見かけた雑誌がきっかけ。
 その雑誌のせいで余計な出費をしたわけですが、 それも授業料だと思えば・・・納得したい所ですね。
 元々はLinuxに興味があったんです。 Windowsの他にOSはないかと探したところ、 Linuxがあがったのです。
 Linuxを調べていたところ”ディストリビューション”と言うものがあるらしいです。
 簡単に言えば種類・・・と言うものでしょうか。
 それも多数あり、 正直どれを使えばいいのか分からず、 その時はディストリビューションって単語の意味も取れてませんでしたね。
 書店でLinuxの情報を探っていたら、 ubuntu入門を見つけCDも付いているので試しに買ってみたんです。
 見ているとその魅力に引き寄せられていき、 無料なのにここまで出来る等々・・・魅力な文字ばかり並んでいる。
 まあその時は軽い気持ちでWindowsと共存させようとしていたのですが、 インストール方法が分からない。
 で、 まあいいかとWindowsのデスクトップ画面から直接DVDにアクセスしてフォルダを開き、 ISOファイルをマウントして実行。
 この方法はかなり強引で間違っているやり方です。
 本来の方法は、 そのISOファイルをデスクトップにコピーして、 DVD-R等々に焼かなければならない。
 私はその間違ったやり方で実行したため、 当然インストールは失敗。
 さらに再起動後、 OSが起動しない問題が出てしまいました、 さてと・・・とため息を付きながらも、 ノートPC付属のプリインストールディスクと思われるDVDを入れてみると。
「え・・・あれ?」
 そう思いました。 最初は順調にインストール作業が出来ていたのですが、 後半に「新しいディスクを挿入してください」的な文字が。
 手持ちのディスクを見て入れ直すと、 何故かインストール出来ない。
 可笑しいと思い、 説明書を見てみると衝撃の文字が。
 このノートPCにはリカバリー用のディスクが付属していません・・・って文字が。
 え? じゃあこのディスクって何? 何でWindows 7って書いてあるの?
 取説には「HDD内のリカバリー領域からリカバリして下さい」と。
 さっそく指定されたキーを電源を付けて直ぐに押す。
 なのにリカバリーが実行されない。
 どうやっても無理なので、 しばらく時間を置いてから電源入れるとおおOSが起動した。
 でも何で? と思いながらも、 進めていくとOSが二つ選べるようになっている。
 KDE仕様のubuntuでどうしても使い辛い。
 もう使い辛い。 だから要らないのでアンインストールしたい。
 その時に初めてDVDを焼いたのかな? もちろんubuntuです。
 ubuntuのインストールされている領域を削除すればいいと結論が出たのです。
 ubuntuのライブCDからパーティション削除したのです。
 そして再起動すると・・・あれOSが起動しない。
 何故か英語でエラーのような文字が。
 簡単に略すとGRUBがないため、 OSが起動できないってことです。
 Windowsにもブートローダーがあるのですが、 ubuntuをインストールするとWindowsのブートローダーが上書きされてしまい、 Linux無しではWindowsが起動出来なくなるって事です。
 解決策は「下記」なんですが、 私には無理でした。

 ・Windows正規版を入れて、 修復インストール。
 ・リカバリー用(HDDのリカバリー領域含む)のディスクを入れてリカバリー。 この時データー消えます。

 大体これぐらいです。
 さらに悲惨な事にubuntuのパーティション編集ソフトで、 そのリカバリー領域を削除してしまったのです。
 けど今思うと、 HDDリカバリーが出来ないって事は、 ubuntuインストール時点でダメになった事かも。
 どの道リカバリーは不可能に近かったのかもしれません。
 そんな事もあり、 Windows領域まで削除してしまった私ですが、 開き直りubuntuをメインに使おうと決心しました。
1  焼いたubuntuDVDを使用してインストール。
 ここまでいいのですが、 使い辛くてさあ大変。
 結局Windows 7の正規版を買いました。
 とほほ痛い出費だ・・・約2万6千円


 さてここから時間が立ちましたが、 今の状態はノートPCはubuntuです。
 懲りずにubuntuです。
 デスクトップにubuntuを導入して(試験的に)ノートにWindows。
 けどどうしても画像を扱うので、 ubuntuでは厳しく、 ソフトもそれほどないですしOSを変更しました。
 ノートPCにOpensuseを入れて、 デスクにWin7を導入。
 ここでトラブルが発生しました、 デスクトップは問題ないのですが、 opensuseを導入したノートPCでサウンドトラブルが。
 スピーカーとイヤホンから音が出る問題。
 何通りか試して、 解決策が出ないため、 OSを変更しました。
 数々のディストリビューションを入れ替えたり。
 ここである結論が。 そのほとんどで同じ現象がでました。
 つまりOS自体がスピーカーとイヤホンの切り離しが出来ていない。
 OS自体は使いやすい方をubuntuに選び、 原因はディストリビューションほぼ共通。
 解決策は次にしますが、 現在ではサウンド問題は解決できました。
 ただマウスパッドの無効が出来ない現象と戦ってます。

 ubuntuを使用していての使いかってですが、 今のところ使いやすいです。
 画像は扱わないし、 ただWebとHTML編集等々の軽い作業なのでWindowsと特に変わらない使い方です。
 確かに住めば都・・・ってのも納得できます。
 ただubuntuで出きることってWindowsと比べると案外不便な事が多いです。
 Windows系で使うものがメールだとかWeb等々の軽い作業の場合ubuntuに切り替えても何とかなるものです。
 と言うよりもやること変わらないので特に違和感ないです。
 こんな使い方でWindowsを買うのは勿体ない。 ubuntuで十分役目を果たせます。
 メールだって出きるしWebも特に問題ないし、 画像観覧とかテキスト作成も出来る。
 一通りubuntuで出来ますね。
 ただ不便な事もあるわけで、 初めからubuntuならいいですけどwindowsをメインにしている方にとっては使いかってが悪いです。
 当然できない事もあります。 出来ない事は下記に。

 ・Windowsゲームの動作が怪しい。
 案外出来るって事もありますがほとんどプレイ不可です
 ・使うソフトウェアが少ない。
 Windowsで使い慣れているソフトを使っていてubuntuに切り替えを行うと対応している物が極端に少ないです。
 自分で新たに探してこないといけないため案外しんどい。 それに見つけても使いかってがいい物に中々めぐり逢えない。
 ・セキュリティソフトの少なさ。
 ubuntuに移行した時に驚くことでもありますが、これはubuntuがwindowsに比べてウイルスが少ないってことです。
 巷サイトではubuntuがウイルスに対して強いって事が書いてありますが、 確かにソフトをインストールしたりするのにパスワードをその都度要求してくるのでウイルスによっての書き換えは難しいように思いますが、 結局はウイルスの数が極端に少ないので被害の声が中々挙がらないのです。
 ubuntuのウイルスの数がwindowsに匹敵するのなら「ubuntuにセキュリティソフトは不要」なんて言えないです。
 今のところ深刻に考える事はないかも知れませんがノーガードはお勧め出来ない・・・ですね。 けど驚くことに常駐ソフトが極めて少ないのです。
 一般ユーザーには導入は難しいと思います。
 今のところ手動スキャン+削除ぐらいです。 無料のセキュリティソフトを入れてみるのもいいと思います。 常駐機能はないですが。
 私は専門家ではないのでこれ以上はやめときます。

 とりあえず不便なのはこれぐらいでしょうか。
 移行するしないは自分の扱う範囲で決めればいいと思うので、 ゲームばりばりな人は諦めましょう。
 webならLinuxでも問題ないです。
 
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